ビジコン会社訪問第5弾は、話題のいいかねPaletteを訪ねました。
いいかねPaletteはQBSの先輩である大井さんがBOOKという会社を設立して運営している、廃校の利活用のサイトです。インタビューの前にまずは、猪国(イノシシ)バーガーを一口、、、、「うまい」臭みなく美味でした。
ここから本題
___現在のお仕事について
現在3社経営をしています。①楽心堂本舗(落雁製造販売)②インアウト株式会社(インバウンドコンサル)③株式会社BOOK(いいかねPalette運営)
全て地方創生をコンセプトに前職の経験を活かして起業しました。
楽心堂本舗は実家の母が個人で運営していた稼業ですが、商品としてのポテンシャルが高いと気付き職人を増やして企業として運営をすることで持続的事業への転換をしました。これは伝統工芸(文化)の継承という意義があると感じました。
インアウトは東京在住時に、福岡の帆足さんとの出会いから、QBS入学時(2013年4月)に起業しました。帆足さんは、現在TVのコメンテーターとしても有名ですが、当時少なかったインバウンドコンサルに携わっており意気投合しての会社設立でした。
最後のいいかねPaletteは九州大学の「地域政策プロジェクトデザイン」受講時にアイデアを掴み、地元の廃校の利活用による田川の地域活性化を目指したプロジェクトです。
3社とも順調に推移しておりさらなる飛躍を狙っています。
___QBSでの学びについて
2年間で経営者としての基本的な知識を学べたと感じています。特にマーケティングは現在も特に活用しています。実務ではマーケティングに携わっていましたが、体系的・学術的に学び直すことで気づきが多く有意義でした。
財務会計、組織管理、ビジネスモデル、デザイン思考等幅広い知識や経験をする事が出来、現在の経営に役立っています。
___起業して大変だった事
楽心堂で落雁作りができる人がいないため、新規に人を採用して育てるのにとても苦労しました。いわゆる技能伝承と同じで「技術は盗むもの」という業界で如何に「暗黙知」を「形式知」にする事で人材育成をスムースにするかが、難しかったです。各工程をマニュアル化するなどして技能伝達のスピードアップと均一化に成功しました。
___QBSビジネスプランコンテストについて
実は高田先生のワークショップには参加させてもらったのですが、当時起業したばかりで時間がなく、コンテストには参加できませんでした。
参加される方は、忙しい時間の中取り組むわけですから自分の思いをビジネスで実戦できるプランに向けて頑張ってください。
___これからに向けて
起業する事で、自己責任ですが自分のやりたいことをやれる。今、めっちゃ楽しい時間を過ごしています。
僕のライフワークは地方創生ですので、これからも新しい取り組みで生まれ故郷の田川を中心として地方に活気が生まれるお手伝いをして行きたいと思います。
大井先輩ありがとうございました